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Sunday, December 12, 2021

【オマットゥリレポ】“楽しい”だけじゃないんだから!ナオト10周年ツアーでシンガー魂ほとばしる(写真16枚) - 音楽ナタリー

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ナオト・インティライミのワンマンツアー「ナオト・インティライミ 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR 2021」のファイナル公演が12月10日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて開催された。

ナオト・インティライミ(撮影:森好弘)

ナオト・インティライミ(撮影:森好弘)

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「ナオト・インティライミ 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR 2021」東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演の様子。(撮影:森好弘)

「ナオト・インティライミ 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR 2021」東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演の様子。(撮影:森好弘)[拡大]

デビュー10周年を記念した企画「10周年!アニバーサリーおまっとぅりYEAR」の一環として、全国10会場を舞台にした本ツアーを10月から12月にかけて行ったナオト。ファイナル公演には数多くのツアーに同行してきた鈴木渉(B)、波田野哲也(Dr)、ミトカツユキ(Key)に、ナオトのライブには初参加となるJUON(G)を加えたバックバンド、バンダ・インティライミが参加した。

「ナオト・インティライミ 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR 2021」東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演の様子。(撮影:森好弘)

「ナオト・インティライミ 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR 2021」東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演の様子。(撮影:森好弘)[拡大]

ナオトのライブはテレビ番組さながらのオープニングVTRを上映したり、派手なステージ演出が施されることが恒例だが、今回の公演はどちらも用意しない、シンプルな幕開けとなった。暗がりの中5人がスタンバイすると、ナオトは「君に逢いたかった」のサビをオフマイクで歌唱。ひとしきり歌い終えると「会いたかったよー!」と絶叫し、ハイテンションにライブをスタートさせた。序盤の「LIFE」では、ナオトがエレキギターを手にしてソリッドなカッティングを披露。さらに「Dreammaker」はフュージョン調のアレンジが施され、バンド編成ならではのサウンドが展開された。

ナオト・インティライミ(撮影:森好弘)

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「Dreammaker」の演奏を終えると、ナオトはファン・インティライミ(ナオトのファンの呼称)たちに“思いやりのおまじない”として、それぞれ隣の席の人を一瞥するよう呼びかける。さらに声が出せない代わりに拍手で的確に反応するオーディエンスを見ると、ナオトは「お察しンティライミ!」と口にし、すかさず“ジョジョ立ちンティライミ”をしてみせた。十分にフロアを温めたところで、ナオトは恋の始まりをロマンチックに描いた「恋する季節」、シティポップ風のメロウな「たいせつな」といったミドルチューンを次々とプレイ。未来への希望を歌った「未来へ」の終盤では、「一緒にがんばろう」とファン・インティライミたちに優しく語りかけていた。

ピアノを弾くナオト・インティライミ。(撮影:森好弘)

ピアノを弾くナオト・インティライミ。(撮影:森好弘)[拡大]

これまでのライブに比べると落ち着いたムードとなっていることについて、ナオトは「俺らすぐオマットゥリ、しちゃうじゃない? ナオトのライブは『面白かった』って感想が多いけど、一応歌手だから」「今日は言葉やメロディ、演奏を楽しんでほしいなと思います」とシンガーソングライターやボーカリストとしての側面を押し出すことを宣言。「Start To Rain」「今のキミを忘れない」ではピアノを弾きながら歌い、スウィンギンな編曲によって観客たちを踊らせた。一方「タカラモノ ~この声がなくなるまで~」「まんげつの夜」では椅子に座りながら歌うスタイルへと移行。ナオトは歌詞に込められたメッセージを丁寧に表現するように、のびやかな歌声をホール中に響かせた。

左から小山豊、ナオト・インティライミ。(撮影:森好弘)

左から小山豊、ナオト・インティライミ。(撮影:森好弘)[拡大]

バンダ・インティライミによるインスト版「声をきかせて」を挟み、「イタレリツクセリ」には三味線奏者の小山豊がゲストとして参加。激しいセッションが繰り広げられる中、ナオトはオーディエンスに2・1・6拍子、10・10・2拍子といった複雑なリズムの手拍子を催促し、会場の一体感を高めていった。ライブも後半に差しかかり、ナオトは「歌えないの、もどかしいよな。でも今は耐え忍んで、いつか絶対に歌おう!」と観客たちと約束を交わすと、そこから「いつかきっと」のパフォーマンスへと突入。曲間では「『君と歌いたい』という歌詞がこんなに深い意味を持つとは思わなかったよ」と心の内を明かし、合唱できる日が来ることを願う一幕もあった。その後おなじみの“オマットゥリ”ナンバー「カーニバる?」でフロアを大いに揺らし、今年9月に発表された新機軸のダンスチューン「Tokyo Summer」で本編はにぎやかに締めくくられた。

10周年ポーズを決めながら記念撮影を行うナオト・インティライミたち。(撮影:森好弘)

10周年ポーズを決めながら記念撮影を行うナオト・インティライミたち。(撮影:森好弘)[拡大]

さらにアンコールでは、バンダ・インティライミたちが小道具を持ってステージを練り歩いた「あらら れれれ るるりら」に加え、ディズニー映画「ミラベルと魔法だらけの家」の日本版エンドソング「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~」の一部をライブで初披露。「ありがとう」という歌詞とハンドクラップの繰り返しが特徴的な「こころことば」を終えると、ナオトは「同じ空間で同じときを過ごすことの尊さ、幸せを思い出しました」とこの公演を振り返る。そして「これから歌う曲はお守りとして、心のポケットにそっとしまって帰路についてほしい」「きつくて負けそうなときは取り出して、この曲に耳を傾けてほしいです」と語ったのち、「花びら」を演奏。ナオトはこれまでの日々を振り返りつつ、“自分を諦めないでほしい”というメッセージが込められたこの曲を最後に届け、集まったファン・インティライミたちを温かく見送った。

ナオトは4月から6月にかけてホールツアー「全国LIVEキャラバン2022-春-!ホップ・ステップ・スプリング!みんな引き連れ、おまっとぅり!!」を開催。現在ナオトのオフィシャルファンクラブ「FCインティライミ」と「FCインティライミ モバイル」両サイトの会員を対象に、12月20日18:00までチケットの先行予約を受け付けている。

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ナオト・インティライミ「ナオト・インティライミ 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR 2021」2021年12月10日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)セットリスト

01. 君に逢いたかった
02. LIFE
03. Dreammaker
04. 恋する季節
05. たいせつな
06. Message
07. 未来へ
08. Start To Rain
09. 今のキミを忘れない
10. タカラモノ ~この声がなくなるまで~
11. まんげつの夜
12. 声をきかせて(Instrumental)
13. イタレリツクセリ
14. ハイビスカス
15. キミライフ
16. いつかきっと
17. マワセ マワセ
18. カーニバる?
19. Tokyo Summer
<アンコール>
20. あらら れれれ るるりら
21. マリーポーサ ~羽ばたく未来へ~
22. こころことば
23. 花びら

ナオト・インティライミ 全国LIVEキャラバン2022-春-!ホップ・ステップ・スプリング!みんな引き連れ、おまっとぅり!!

2022年4月23日(土)千葉県 森のホール21
2022年4月24日(日)千葉県 森のホール21
2022年4月28日(木)静岡県 アクトシティ浜松
2022年4月30日(土)京都府 ロームシアター京都 メインホール
2022年5月1日(日)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2022年5月7日(土)大阪府 グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)メインホール
2022年5月8日(日)大阪府 グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)メインホール
2022年5月14日(土)岡山県 岡山市民会館
2022年5月15日(日)高知県 高知県立県民文化ホール オレンジホール
2022年5月19日(木)熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
2022年5月21日(土)福岡県 福岡サンパレス ホテル&ホール
2022年5月22日(日)鹿児島県 川商ホール(鹿児島市民文化ホール)
2022年5月28日(土)新潟県 新潟県民会館
2022年6月2日(木)神奈川県 神奈川県民ホール
2022年6月4日(土)宮城県 仙台サンプラザホール
2022年6月9日(木)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2022年6月10日(金)三重県 三重県文化会館 大ホール
2022年6月16日(木)東京都 中野サンプラザホール
2022年6月17日(金)東京都 中野サンプラザホール
2022年6月23日(木)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
2022年6月24日(金)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

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