コロナをきっかけに都会から地方に移住する方が増えていると様々なメディアで言われていますが、実は"移住関心層"の65%はコロナ禍になる前から移住に関心があるけれど、一歩を踏み出せてない人たち!
不安要素は何だろう?移住した人はその不安要素を本当に解決できている?
実際に佐賀に移住して、生活を送る佐賀在住のエディターやEDITORS SAGAに縁がある"移住の先輩"に当時の不安を解消するために実践したことなどをインタビューし、紹介する『移住ムズムズタイムズ編集部』。
第5回目は、伊万里市で『地域商社 伊萬里百貨店』の代表を務める村上武大さんをご紹介します。
人生を再設計できるまち
神奈川県横浜市で生まれ、佐賀市、武雄市を経て2006年に伊万里市へと移住された村上さんは、伊万里市を"30代から楽しめるまち"といいます。
「伊万里は海と山に挟まれ、温泉地も近く、程よくお店が揃っていて、何より自然災害が少ないですね」と村上さん。日常生活に不便を感じた事はあまり無く、海釣りや登山など趣味嗜好に合わせて時間が費やせるような"素材"に溢れているそうです。
「20代でいっぱい遊んで、ある程度の社会人としての基盤ができた時に、自分を見つめ直して人生や時間のメリハリがつくような人生を再設計できる場所で、過ごしやすいまちです」。
伊万里市はゆっくりと時間が流れ、自分の時間を好きなことに使える"人生の使い方を決められるまち"だと言います。
温かみが溢れる、"おせっかいなまち"
また伊万里市の別の魅力として、人と人との繋がりの強さを教えて下さいました。
「人と人との繋がりはホントに強いです。いい意味でおせっかいで人間味が溢れる人が多い。フラッと入ったお店の店主が別で来ていたお客さんと『きっとあの人と気が合うと思うよ』って紹介して繋いでくれることもしょっちゅう(笑)」。
温かい方が多く、"○○がしたくて移住してきた"と伝えると、その分野の"キーパーソン"を紹介してくれることも多いそうです。
「聞きたいことの答えがすぐに返ってきて、必ずどこかで自分が関われるコミュニティーが見つかる。まずは移住の第一歩として、その土地の店主やまちの人と話すことが大事」と言います。
"移住がしたい"でなく、"このまちが良い、好きだから移住をしたい"と思う移住体験を
「神奈川から佐賀、そして伊万里へと移住してきましたが、確実に人生が豊かになったと思います。今、以前住んでいた場所にまだいるという生活が全く想像できない(笑)。生活観が180度変わりました。生まれ変わったと言っても過言じゃないです」。
まちの人たちに頼ったり頼られたり、自分で動けば動くほど、誰かが応援してくれる。人生でやりたい事を叶えさせてくれると村上さんは言います。
人生において色を出せるまち。人との繋がりや温かさ、ありがたみを身に染みて感じ、伊万里での生活に満足しているそうです。
プロフィール:村上 武大(むらかみ たけひろ)
神奈川県横浜市出身。
ホームページ制作会社の事業に加えて、2006年伊万里市移住後、まちづくりに携わるようになる。以来、『伊萬里まちなか一番館』の館長を務めるなど、様々なかたちでまちづくりに関わる。2015年『地域商社 伊萬里百貨店』を設立。伊万里のヒト・モノ・コトを掘り起こし、商品化、販売までを一貫して行っている。
EDITORS SAGA編集部 相馬
からの記事と詳細 ( "このまちが好きだから移住したい"と思ってもらいたい。村上 武大さん|ムズムズタイムズ編集部vol.5|EDITORS SAGA - EDITORS SAGA )
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