【甘口辛口】「だから阪神担当は…」そんな声が聞こえる ベストナインやＧＧ賞などで〝不可解票〟 ホント情けない… - サンスポ

kokselama.blogspot.com

阪神・高山俊

■１１月２７日　「だから阪神担当は…」って言われる。口に出さなくても思われるだろうし、恥ずかしくなる。この時期になるといつもそう。なぜ、この選手に投票するのだろうか。そこに正当な理由があるのか。理解に苦しむ出来事がまた起こった。

２４日に発表された今季のベストナインのセ・リーグ外野手部門で高山に１票が入っていた。そのポジションで最も優秀と認められる賞に、３８試合出場で打率・１８９の男に投票した人間がいる。資格が与えられている、５年以上プロ野球取材経験がある記者の眼力を疑わざるを得ない。

阪神だけではなく、最年少三冠王の村上（ヤクルト）は三塁手で満票ではなかった。パの外野手に名前があった福田秀（ロッテ）は負傷で８月に抹消された以降は出場がなかったにもかかわらず１票…。毎度おなじみの投票結果だった。

該当者なしを認めないシステムへの抗議なら、この方法は間違っている。期待に応えられなかったことへの嫌みなら、署名原稿で書けばいい。叱咤激励なら、異なるアプローチがある。面白半分なんて、論外。当該選手の心中を察するべき、とまでは思わない。このような記者が書く文章に説得力はない。選手に軽視されたくない。それだけだ。

ゴールデングラブ賞では外野手部門で島田に１票が投じられていた。西純が入っていた新人王にも同じ現状が見られた。「虎番」による投票としか思えない。〝清き一票〟を期待できないのなら、オールスターのように、選手間投票の要素を取り入れた方が納得できるし、妙味がある。取材対象者から信用されない書き手が読者から信頼を得られるはずがない。ホント、情けない。そして悲しい。（稲見誠）

Adblock test (Why?)

からの記事と詳細 ( 【甘口辛口】「だから阪神担当は…」そんな声が聞こえる ベストナインやＧＧ賞などで〝不可解票〟 ホント情けない… - サンスポ )
https://ift.tt/21wQVz5