新型コロナウイルスによる肺炎のため、3月29日に亡くなったタレントの志村けんさん。突然の訃報に、親交のあった多くの芸能人から悲しみの声が寄せられた。
長年コント番組で共演していたタレントの優香は、「いまだに信じられず、どう言葉にしていいかわかりません。とてもとても悲しいです。高校生の時から、志村さんと長年コントをご一緒させて頂いて、楽しい思い出ばかりです。一生の宝物です。志村さん、ありがとうございました」と志村さんとの思い出を振り返った。
バラエティ番組で共演していたお笑いコンビ・タカアンドトシのトシは「志村師匠にはとてもたくさんの事を教えて頂き、そしてとてもたくさんの優しさを頂きました。その師匠にもうお会い出来ない現実を受け入れる事がまだ出来ません」と胸の内を明かした。相方のタカは、「今、芸人やっていられるのも、志村師匠のおかげだと思っています。初めて志村師匠の番組に呼んでいただいた時に、『おまえらはちゃんと2人でネタをやるから好きなんだ』って言ってくださったことが忘れられません。面白くて、優しい そんな志村師匠が大好きでした。本当に お世話になりました。本当に ありがとうございました」と感謝の思いをコメントした。
志村さんの初主演映画『キネマの神様』で監督を務める予定だった山田洋二監督は「志村けんさんは日本の喜劇の世界の宝でした。その存在がどれほど貴重だったかを、彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら、と彼の早死が口惜しく、残念で仕方ありません」と志村さんの早すぎる死を惜しんだ。
また、訃報から一夜明けた今日、情報番組に出演した多くの芸能人が志村さんとの思い出を語った。
志村さんの付き人時代から親交のある歌手の由紀さおりは、フジテレビ系の情報番組で「最後に会ったのはフジテレビの廊下だったけれど、それが最後になってしまったなと。加藤茶さんの『コロナが憎い』というコメントが本当に胸に刺さる。回復に向かっているからこそ、公表していると思ったんですけれど、こんなに早く亡くなってしまうとは思いませんでしたね」と志村さんの早すぎる死を悼んだ。
お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次は、司会を務める日本テレビ系の情報番組で「昨日家に帰って、志村さんのコントを見てみたんですよ。覚えているやつもあるし、50歳を超えた僕がまた笑えるんですよ。ここはすごいなと思うんだですよね」と、志村さんの功績を称えた。
志村さんと長年親交があったタレントのヒロミは、TBS系の情報番組で「子どもの頃から見ていたスターなので、いつ会ってもスターの志村さんだっていう感覚があって。まさかこんなことになると思っていなかったので、本当にびっくりしました」と驚きを隠せない様子でコメントした。
俳優の中尾彬はテレビ朝日系の情報番組で「コロナの事に関して若者の意識が低いし、志村君のこういうことがあると、もうちょっと大変だと思ってくれないかなと思うけれどもね。若者の意識も変わってくるんじゃないかな。それほど怖い病気だと思いますよ」と新型コロナウイルスの怖さを語った。
（AbemaTV／『AbemaNews』より）
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