それはスペイン語で「疾患」という意味だが、「不健全なモノが放つ魅力」とも訳される。病的、偏執的な魅力といったところか。愛と憎しみの感情は表裏一体で、そのぶつかり合いに人々は惹かれる。
実はそのMORBOこそ、サッカー世界最高峰のスペイン、ラ・リーガの力の源泉となっている。
サッカーの世界では、エモーションがすべてだ。
「スタジアムで湧き起る感情を、自らの力に還元できる選手が一流になる」
スペインではそう言い伝えられる。観客の熱を受けることによって、100%以上の力を発揮し、自らの殻を破れる。少年アクション漫画ではないが、みんなの熱を集め、自分に取り込める者が強いのだ。
バルサで長く活躍した元スペイン代表DF、カルレス・プジョールは、その典型のような選手だった。ルーキー時代、当時すでに世界的スター選手だったルイス・フィーゴがレアル・マドリーの選手としてカンプ・ノウに帰ってきたときのことだ。プジョールはフィーゴをマンマークする役を与えられると、必死に食らいつき、最後まで封じ込めている。
スタジアム中が、フィーゴに強い憎しみと怒りをぶつけていた。「裏切り者」「守銭奴」と怒号が飛び交い、コーナーキックでは子豚の頭が投げ込まれるほど(スペインでは子豚の丸焼きの時に添えられる)。かつてバルサに在籍しながら、高い給料につられ、仇敵マドリーに移籍した男を許さなかった。
必然的に、フィーゴは熱烈な声援を背中に受け、素晴らしいプレーを見せた。もちろん、彼本来の能力はあったのだろうが、その一試合で彼は劇的に成長を遂げている。それは進化に近いほどで、瞬く間にスターダムを駆けのぼっていった。
"だから" - Google ニュース
April 01, 2020 at 08:16AM
https://ift.tt/3dDoLNs
「サッカーは“エモーション”こそすべて」だから無観客開催は難しい【小宮良之の日本サッカー兵法書】 - サッカーダイジェストWeb
"だから" - Google ニュース
https://ift.tt/38nbrdg
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment