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Tuesday, May 19, 2020

【A MESSAGE OF HOPE(連載:希望へ、伝言)】 Vol.6, 7 水原希子・佑果──みんなでサポートしあう明るい未来を - GQ JAPAN

水原希子

──あなたの現在の日常について教えて下さい。コロナ問題以前と変わったこと、新しい習慣、仕事や家族との向き合い方、その他この期間に考えたことなど、どんなことでも構いません。

希子:未知の新型コロナウイルスによって、世界が混乱の真っ只中、経済面、精神面においてもコロナが社会に及ぼす影響があまりに大きく、毎日違う情報が飛び交うのを見て、不安な問題はキリがないほどあります。けれど、とにかく家にいる事で救える命があるという事を伝えたり、支援や寄付をしたり、為になる情報や記事をSNSでシェアしたり、私は今、自分にできる事を淡々とやるしかないと感じています。

新型コロナウイルス関連のニュースはどれも辛いものが多いですが、その中で嬉しかったニュースは、ウイルス感染拡大を抑止する措置を講じた影響で各国の大気汚染が減少している事。ウイルスの流行が収束した後も、自然の環境をバランス良く維持出来る様に自分自身、積極的に取り組んで行かないとな……と感じました。

今は家族と自宅で過ごしているんですが、毎日一緒に生活するのは、学生の頃以来で、一緒に映画を見たり、ご飯を作ったり、ヨガをしたり、音楽を聴いたり、他愛もない話をしたりしています。とても大切な時間です。

水原佑果

佑果:外出自粛によって気付かされたことですが、家族からのサポートや猫たちからの癒しで日々を有意義に過ごせていることに感謝しています。友達と会えない寂しさや仕事に対する不安、また自分の内側から生まれる欲求を我慢することが続いていくにつれ、セルフケアの必要が出てきました。そのために日々カラダを動かしたり、唄を歌ったり、部屋を満遍なく片付けたりして、なるべく気持ちをスッキリさせて充実感を得られるように心がけています。友達とはフェイスタイムで気持ちや状況、好きなものを共有したり、あとは最近始めた「ZEPETO」というアプリで自分の3Dアバターを作りそこでオシャレしてみたり♪ ゲーム通信やSNSのライブなどを通して友達と皆で踊ったり遊んだりしています。

──どうしても家庭内で過ごす時間が増えたのではないかと思います。この期間に読んだ本、観た映画、聴いた音楽などがあれば教えて下さい。またそのなかで感銘を受けたものがあれば、ぜひご紹介いただきたく存じます。

希子:『火の鳥』や『鉄腕アトム』など手塚治虫さんの作品を沢山見ています。最近だと『人間ども集まれ!』という漫画を読み終わって、人間って何て愚かなんだと……。でもまた読みたい魅力的な作品でした。あと1日最低1本は映画を見てます。昨日はシャーリーズ・セロン主演の『イーオン・フラックス』というSF映画を見ました。すごくアーティスティックな撮影手法で、とても面白かったです! シャーリーズ・セロン大好き。

佑果:最近読んで感銘を受けたのは、宮崎駿さんの描かれた『風の谷のナウシカ』のコミック。映画には含まれていない見所のシーンが沢山ありました! 今は寝る前に『AKIRA』を読んでいて夢中になっています。あとは手塚治虫さんの『ユニコ』や、漫画の原作で大友克洋さん脚本のもとに作られた映画『メトロポリス』と『鉄腕アトム(1980) 』は、その幻想的かつ現代的な世界観に惹かれます。次は手塚治虫さんの『ブッダ』という漫画を読むところです。

──先の見えない日々ですが、それでも前向きに生きるためのメッセージをいただきたく存じます。GQ読者へ、自分へ、家族へ、日本へ、世界へ……メッセージの対象はだれでも構いません。

希子:自分のできることを見つけて、人間同士みんなで助け合うことが大切だと思います。まず家にいることで救える命があるということ。医療機関に寄付したり、飲食店や農家などをサポートしたり、そのほかにも自分が直接サポート出来なくても記事や情報をSNSでシェアしたり、呼び掛けたり、健康でいること、楽しく自宅時間を過ごす方法をシェアしたり、人それぞれ、自分が出来る方法でサポートすることが大切だと思います。辛いときを、みんなで助け合い、励まし合って、少しでも暖かい気持ちで乗り越えられますように。気持ちや理解の歩み寄りを深めていけたらうれしいです。  

佑果:みんなでサポートしあえるような明るい未来を願います。どうか多くの人たちが楽しく笑顔でいられますように☆彡

水原希子

水原佑果

PROFILE
水原希子
1990年、米・テキサス州生まれ神戸市育ち。モデルとして活躍するいっぽう、2010年、映画『ノルウェイの森』で女優デビューを果たす。現在は自身が設立したプロジェクト「OK」を通じて、イベントやコラボレーションを行う。

水原佑果
1994年、神戸市生まれ。子どもの頃から音楽が好きで、モデル業のかたわら、DJとしても活躍する。好きなジャンルはソウルやファンク。ほかに、絵を描いたり、動画を編集する、クリエイティブな才女。


“A MESSAGE OF HOPE”(希望へ、伝言)は、『GQ JAPAN』2020年7/8/9月合併号の特集連動企画です

5月18日スタートのWEB特別企画、”A MESSAGE OF HOPE”は、5月25日発売の『GQ JAPAN』に掲載される特集、「私たちは、どう生きるか」との連動企画です。雑誌『GQ JAPAN』は、新型コロナウイルスの感染拡大がつづくなか、各界の著名人に、この未曾有の危機に際して、ポジティブなメッセージを送ってくださるように依頼しました。結果、ファッション・芸術、音楽・芸能、デザイン・建築、文化・報道などの分野で活躍する内外の161人のかたがたから、この企画へのご参加をいただき、雑誌では、いただいた回答をもとに特集を構成しました。この特集に連動して、161人のかたがたからいただいたメッセージをすべて、割愛することなく紹介するのがこの特別企画、”A MESSAGE OF HOPE”(「希望へ、伝言」)です。毎日、2人からの、メッセージを紹介する予定です。

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May 20, 2020 at 10:05AM
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