韓国政府の防衛事業庁(防事庁)が、16年にわたり開発を進めているK2戦車のパワーパック(エンジンと変速機を結合した動力装置)国産化事業と関連して、S&T重工業が開発中の変速機の耐久性基準を70%へ下げる代わりに価格も70%とする案を検討していたことが27日までに分かった。基準に達しなくとも、その分だけ価格を下げて戦力化したいという意味だ。厳格な水準が要求される武器事業を、事業者の便宜に合わせてやろうとしているのではないか、という疑惑が浮上している。
防事庁が27日に保守系最大野党「未来統合党」所属の韓起鎬(ハン・ギホ)議員室へ提出した資料「K2戦車3次量産計画国産変速機適用可否」によると、防事庁は「最初の生産品検査で国防規格充足時に国産変速機を適用する」としつつも「未充足の場合でも一定水準以上の耐久性が立証される場合には多方面の国産変速機適用案を検討する」と表明した。防事庁は、K2戦車の変速機国産化のため「320時間の耐久試験を行い、欠陥があってはならない」とする基準を立てた。それなのに適用基準を変更したら、耐久性基準に満たないS&T重工業の変速機を使えるようになる-と韓議員室は指摘した。
防事庁は、規格免除の具体的な案まで用意していた。第一は性能水準に比例して契約金額を減らそうという案で、耐久度性能が70%であれば契約金額の30%を減額するというものだ。性能を70%しか充足していないのなら価格も70%にしたいという意味だ。また防事庁は、減額幅に当たる分を無償で納品させる案も提示した。例えば、変速機10台を納品したとして、耐久度性能が70%であれば、3台は無償で追加納品させるという趣旨だ。
韓議員室は「防事庁自らS&T重工業の変速機技術にこれといって進展がないと判断しながらも、国産化を理由にその業者に対して便宜を図ってやろうとしているのではないか」と指摘した。実際、防事庁のK2戦車変速機関連報告によると、同庁は「K2戦車の2次量産から国産パワーパックを適用するとして計画を樹立したが、変速機が国防規格を充足しなかった」とし「その後、これといって(技術的)進展はなかった」と判断していた。韓議員は「性能未達の変速機をどうにかして搭載するための最初のボタンではないだろうかという疑念が湧く」と語った。これに対し防事庁は「国産変速機を適用するかどうかなどを含むK2戦車3次量産計画が合理的に決定されるよう推進したい」としつつ「指摘された案は防事庁の公式な案ではない」と釈明した。
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July 28, 2020 at 09:20AM
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基準に満たない戦車向け部品、韓国防事庁が安価買い入れを検討 - 朝鮮日報
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