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Sunday, August 23, 2020

ノムさんには“ほぼ話したことない弟子”も…『野村ノート』が中日・大島を変えた 「打撃は2対1の勝負」 - 中日新聞

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6回裏無死、大島が右翼線三塁打を放つ=22日、ナゴヤドームで

6回裏無死、大島が右翼線三塁打を放つ=22日、ナゴヤドームで

  • 6回裏無死、大島が右翼線三塁打を放つ=22日、ナゴヤドームで

渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇22日 中日5ー0DeNA(ナゴヤドーム)
 1500安打を達成する直前の大島に、こんな質問をした。


 「あなたの打撃に最も影響を与えた人物を教えてください」。恩師か、先輩か、それとも好投手か…。僕の予想を裏切り「ほとんどお話ししたことがない人でもいいですか?」と言う。なおさら知りたい。

 「厳密には人物ではなく本なんです。『野村ノート』を大学時代に読みました。読む前と後では僕の打撃は全然、違います」。野村克也さんの著作が大学生の大島を変えた。どう変わった? 企業秘密だと渋る彼を説き伏せた。

 「打撃って1対1じゃなく、2対1の勝負なんだなと」。投手にしか目が向いていなかったが、何を投げるかを決めているのは自分の後ろにいる捕手なんだと気づけた。パワーでは人に劣る。安打を重ねるには配球を読み、さらには誘導する。読書の習慣などなかった青年が、むさぼり読んだ。今でも本はあるが、要点はノートに書き写している。捕手の立場から見た打者像。野村さんは4タイプに分類する。

 A型=直球を待ち、変化球に対応する。

 B型=内か外か。コースを決める。

 C型=右か左か。打球方向を決める。

 D型=球種にヤマを張る。

 大島の自己分析は「どれもそうであって、どれもそうではない」。臨機応変。この日もそうだった。先制に導いた1回の二塁内野安打とダメを押した6回の右越え三塁打は、どちらも0ボール2ストライクから変化球を打った。バッターインザホールで今季の大島は13打数7安打。打率5割3分8厘という異常値を、本人は「たまたま」だと言い張る。

 「ボールを振らない。できればファウルで(五分の)カウントをつくろうとする。ヒットねらいではないですから」

 絶対不利でも配球を読み、逆転の一手を模索する。野村さんいわく「技術だけでは限界がある」。つまり、頭で勝て。実践する弟子がいると知れば、泉下の野村さんもさぞや喜んでいることだろう。

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August 23, 2020 at 09:28AM
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