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Thursday, September 10, 2020

「まるで火星」サンフランシスコの暗い空 山火事の影響 - MSN エンターテイメント

kokselama.blogspot.com 9日、山火事の煙が流れ込んで空がオレンジ色に染まった米カリフォルニア州サンフランシスコ=ロイター © 朝日新聞社 9日、山火事の煙が流れ込んで空がオレンジ色に染まった米カリフォルニア州サンフランシスコ=ロイター

 米カリフォルニア州で大規模な山火事が続く中、9日はサンフランシスコ市やその周辺に大量の煙が流れ込み、空が一日中、暗いオレンジ色に染まる現象が起こった。日光が遮られたため昼間も薄暗く、米メディアは「まるで火星のようだ」と表現している。

 同州では8月半ば、落雷などによって山火事が多発し、現在も20を超える地域で大きな火災が続いている。焼失面積はすでに1万平方キロを超え、東京都の面積の5倍近くに及ぶ。

 サンフランシスコ周辺は8月から煙による大気汚染が続いてきたが、9日は朝から市内全体が薄暗いままで、空がオレンジ色に染まった。南側に位置するパロアルト市などのシリコンバレー一帯も同様で、日中ずっと薄暗い状態が続いた。ただ、シリコンバレーでは煙に伴う大気汚染度合いの数値は、一時ほどひどくはなかった。

 山火事に伴う犠牲者はこれまで8人に上り、焼失面積はここ数十年で最も大きいとの指摘も出ている。大規模な山火事は、オレゴン州やワシントン州でも続いており、米西海岸全体がこの問題に直面している状態だ。(サンフランシスコ=尾形聡彦)

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