米カリフォルニア州で大規模な山火事が続く中、9日はサンフランシスコ市やその周辺に大量の煙が流れ込み、空が一日中、暗いオレンジ色に染まる現象が起こった。日光が遮られたため昼間も薄暗く、米メディアは「まるで火星のようだ」と表現している。
同州では8月半ば、落雷などによって山火事が多発し、現在も20を超える地域で大きな火災が続いている。焼失面積はすでに1万平方キロを超え、東京都の面積の5倍近くに及ぶ。
サンフランシスコ周辺は8月から煙による大気汚染が続いてきたが、9日は朝から市内全体が薄暗いままで、空がオレンジ色に染まった。南側に位置するパロアルト市などのシリコンバレー一帯も同様で、日中ずっと薄暗い状態が続いた。ただ、シリコンバレーでは煙に伴う大気汚染度合いの数値は、一時ほどひどくはなかった。
山火事に伴う犠牲者はこれまで8人に上り、焼失面積はここ数十年で最も大きいとの指摘も出ている。大規模な山火事は、オレゴン州やワシントン州でも続いており、米西海岸全体がこの問題に直面している状態だ。(サンフランシスコ=尾形聡彦)
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