◆「祝い箸」とはどんなもの?
「祝い膳」とは、お祝い事全般でいただく食事のことです。そのときに使う箸が「祝い箸」。「寿」の文字が入った箸袋に包まれていますが、毎年お正月のおせち料理やお雑煮をいただくときに使っているのでおなじみですよね。 その長さは縁起の良い末広がりの八の数字にちなんで八寸(約24cm)になっています。日本や中国では幸運のラッキーナンバー。普段と違うこのお箸、お正月に使うときに触って確かめてみるとよいでしょう。
◆由来、様々な呼び名
この祝い箸には異なる呼び名があります。これらの呼び名を調べてみると、祝い箸に込められた意味やなぜ使うことになったのか、理由を知ることができます。 ・両口箸(りょうくちばし) 祝い箸は両端が細くなっているのが特徴で、どちらを口に入れてもよくなっています。これは片方は神様が、もう片方は人間が使うためで、神様と人々とが同じものを共にいただくという「神人共食(しんじんきょうしょく)」を意味するそうです。 新年を無事に迎え、神様への感謝をあらわすお供え物としてのおせち料理。それをいただくことでご利益を得るというわけです。 ・柳箸(やなぎばし)」 柳で作った白木の祝い箸は香りも良く、頑丈で折れにくい材質です。昔から「清浄と神聖をあらわし、邪気を祓う」「薬木で長寿をもたらす」といわれ、お正月の祝い事に欠かせませんでした。 また柳は「家内喜」とも書き、おめでたい木の代表です。ちなみに杉で作られたお箸は「利休箸」といいます。 ・俵箸(たわらばし) その名のごとく、お箸の真ん中が膨らんで太くなっている形が似ているからです。またその姿は米俵にも見えるため、五穀豊穣の願いが込められたのでしょう。別名「太箸(たいばし)」、子孫繁栄を表す「はらみ箸」とも呼ばれています。
からの記事と詳細 ( 知らないことだらけの「祝い箸」マナー! 使いまわしてOK?ゴミ箱に捨てても問題ない?(All About) - Yahoo!ニュース )
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