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Wednesday, March 24, 2021

夏川椎菜のGAMEISCOOL! 第33回 “だから”理論 から学ぶ タイムリープ・トラベル - 夏川椎菜のGAMEISCOOL! - ファミ通.com

kokselama.blogspot.com

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そういえば、前回の記事で検討中と言っていた、SCRAPさんの謎解きサブスクこと“Mystery for You”ですが、あれから数日悩んだ末に無事契約しました!
ギリギリ2月からの契約になったので、2月分と今月分が立て続けに送られてきまして、謎に包囲された幸せ空間が実現しています。
ちなみに3種類の新作謎が全部届く“よくばりプラン”にしたので、かなりボリューミーです。

パズル系の謎は自分からはあまり手を出してこなかったのですが、新作謎の中にはパズルに重きを置いたものも含まれてるっぽいので、これを機にパズル系もいける謎解きフリークになってやろうと思います。

さてここからは本題に入る前のプロローグ的余談ですが、夏川は最近、暇を見つけては本を読んでいます。
というのも、綾辻行人先生の『館』シリーズにどっぷりとハマってしまいまして。
長編推理小説のシリーズです。
物語の舞台が、とあるカラクリ好きな建築家が建てた奇怪な屋敷なんですが、その屋敷に隠されたカラクリ仕掛けを使った壮大なトリックがあったり、
文章中に散りばめられた伏線や、叙述トリックを使ったどんでん返しがあったり、
どれを読んでも、最後の最後まで「なにかまだ解決していない気がする」、「まだ私はなにか騙されている気がする」という不穏感が拭えない、最高にドキドキワクワクするシリーズなのです。

先日、同シリーズの『人形館の殺人』を読み終わりまして、(コレもすごい好きな話でした…騙された…)その解説を読んだのですが、そこで書かれていることが自分の中ですごくしっくり来るものでした。
あまり詳しく書くと作品のネタバレになりかねないので、その解説を読んだ夏川が、夏川なりに解釈したことを要約すると「綾辻先生の作品は小説“だから”面白い」のだなって。
館シリーズを読めば痛いほどわかるので読んだことない人は漏れなくお読みやがれくだまさい……。

それを踏まえた上で、夏川がコレまでの人生の中で特に「面白い」と思ったものを振り返ってみると、この“だから”理論が通じるものが多いことがわかりました。

小説で言うなら乾くるみさんの『イニシエーション・ラブ』だったり、アガサ・クリスティのミステリーはどれも好きです。
叙述トリックは小説“だから”できることの筆頭だと思うので、コレらが好きだってことは読んだことがある方にはよーくわかるかなと…笑

じゃあゲームならどうかなって思って。
コレまで遊んだり見たことのあるゲームで、特にストーリー面において「面白いなぁ」と思ったゲーム。
色々と浮かんだんですけど、やっぱり“だから”理論に当てはまるなって思いました。

その中でも傾向としてはタイムリープ・トラベル物に弱いなぁ…って笑
ていうか、ゲーム × タイムリープ・トラベルが相性良すぎなんですよね。

タイムリープ・トラベルものって、いろんな時間軸でいろんな選択肢を試して、より良い未来を見つけ出していく所にミステリー要素と冒険要素があるから面白いんだと思うんですけど、ゲーム以外の媒体でタイムリープ・トラベルものをやろうと思ったら、その「いろんな選択肢を試す」部分に割ける時間が少なくならざるを得ないんじゃないかなって。
尺も限られてるし、テンポも悪くなるし。

その点ゲームなら、ユーザーが好きなだけ選択肢を試せるので、尺もテンポも気にならない分、いろんな選択肢や未来を用意しておける!

がっつりタイムリープ・トラベル物でいうと
シュタインズ・ゲート』とか、『ライフ イズ ストレンジ』とか。
タイムトラベラーズ』や『428』とかもそうですよね。
かなり細かい選択肢も後々に関わってきたりしますし、ストーリーに直接関係なくても、特別な会話が見られたりするお遊び的な選択肢が用意されていたりとか。

夏川椎菜のGAMEISCOOL! 第33回 “だから”理論 から学ぶ タイムリープ・トラベル

『シュタインズ・ゲート』

夏川椎菜のGAMEISCOOL! 第33回 “だから”理論 から学ぶ タイムリープ・トラベル

『428 ~封鎖された渋谷で~』

ストーリーにタイムリープが深く関わるわけではないけど、『SIREN』シリーズなんかは、いろんな時間軸を選択して、進めていくゲームシステムで、過去の時間軸で起こした行動が、後の時間軸で影響を与えたりしますよね。

Until Dawn -惨劇の山荘-』や『BEYOND: Two Souls』、『Detroit: Become Human』あたりも、フローチャートで時間を移動できて、選択肢を色々試せると言う点でタイムリープ・トラベル物と似てるかなと思います。

夏川椎菜のGAMEISCOOL! 第33回 “だから”理論 から学ぶ タイムリープ・トラベル

『Detroit: Become Human』

ほら、ザッと8作品あげましたけど、どれも名作ですし、ファンも多いですよね。

ゲーム“だから”活きる設定。
ゲーム“だから”張れる伏線。

どのゲームも全ての選択肢を試そうと思ったら、とんでもない時間がかかってしまうものばかりで、道のりも長いのですが、だからこそ、クリアした時の感動が凄い!!

その感動体験は、このストーリーがゲーム“だから”得られたものに違いない訳で、そういうものに夏川、弱い!!

というわけで、
夏川椎菜のGAMEISCOOL』第33回!
今回はタイムリープ・トラベル物って面白いよねって話でした。

これからもゲーム“だから“面白い物語に、たくさん出会えたらいいなぁ。

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・「いまの原動力は“復讐”」。夏川椎菜が語る4thシングル『アンチテーゼ』へ込めた想い

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・夏川椎菜 オフィシャルブログ

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