ところで。カープが今おかれている現状は,なかなか厳しいものがある。実際に新型コロナウィルス陽性になったのは菊池と小園と正隨だけのようだが,なんやかんや独自の判断と言うことで選手8人を入れ替えたのであって,普通なら試合やってる場合かといわざるを得ないのである。これが3人だけを外したというならともかく,ここまでの事態でしかもファームの試合をするのにも難渋することとなっているのであるから,頭下げて試合を延期させてもらっても良さそうなものだが,なぜか当局はそうしない。
さらに言えば,新型コロナウィルスという奴は今やどこからやってくるかわからないところである。3人の感染ルートがどうとか,ましてやまず誰が感染したかは全く分からないところであるが,ひとつの可能性として市民球場で感染したという線も捨てきれない。そうなると,そこでお客さん入れてやるのはいかがなものかという見解もあり得るところだし,現に不安を持っておられる方もいらっしゃるようだ。そういう声に応えているのかといったら,きっと違う。
はっきりいうならば,今の当局は,売り切ったチケットの払い戻しに要する金すら出したくないと言うことである。しかし,今の株式会社広島東洋カープは,そんなことですぐ手元不如意になるような会社ではない,というより,阿漕な商売をしてしっかり金だけは貯め込んでいるから,この現状を批判の対象にしないというのは誤っている。なかにはカープは資金に乏しい田舎会社であるという「美しい物語」を振り回すのもいまだにいるのだが,死んでしまえといいたい。
要するに,これでカープという野球会社が何のために,何を求めて存在しているかということがよく分かるのである。畢竟金,金,金だ。まだその野球会社が会社法が想定しているような「大規模会社」であればよいのだが,図体だけでかい個人商店なのは明々白々であるので,その金がどこに吸い上げられていくのかに考えを及ぼすと,カープの現状の諸問題は須く構造的欠陥であって,早い話がこのままじゃあいかんという結論にならなきゃ嘘だ。
と,いうわけで,明日からの3連戦は行われる。現状はがっぷり四つに組めばとても勝てそうにない。ならば,孫子先生曰く,「兵者詭道也」である。がっぷり四つに組まなきゃいいのだ。しかし,佐々岡のアンポンタンにはそれが分からないだろうな。
孫子曰,兵者国之大事。死生之地,存亡之道,不可不察也。故経之以五事,校之以計,而索其情。(「孫子」計篇)
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