
夢は遅れることはあるけれど、叶わないわけではない
しかし、結婚式から70年近く経った2021年、いまや4人の子供、11人の孫、18人のひ孫、1人の玄孫を持つタッカーの夢がついに叶った。 きっかけは、タッカーが孫のアンジェラ・ストロジャー(46)とともに映画『星の王子 ニューヨークへ行く』(1988年)を見ていたときの会話だった。結婚式のシーンで、彼女は孫にこう言った。 「ずっとウェディングドレスを着たいと思っていたの。結婚したときからずっと、そう思い続けているわ」 ストロジャーは、祖父母が耐えてきた人種差別やあざけりについては聞いてきた。だが、その言葉を聞くまで、祖母がウェディングドレスを着られなかったことを知らなかった。それも、黒人だという理由だけで。 「祖母がドレスを着られなかった理由はひどいものでした」。ストロジャーは言う。「ショックでしたし、ひとつやってやろうという気になりました」 タッカーの口からウェディングドレスへの思いを聞いた後、彼女はフーバーにあるブライダルストア「デビッズ・ブライダル」の予約を取った。祖母のドレスの試着のためだ。それから彼女は、店でのサプライズのため、何人かの家族を招待した。 ストロジャーは言う。「祖母に、夢は遅れることはあるけれど、叶わないわけではないと伝えたかったのです」 彼女は祖母のことを「与え続ける人」だと表現する。タッカーはその人生を、選挙権の擁護に捧げてきた。1963年、彼女は投票所の職員になり、自分で最後と決めた2020年の選挙が終わるまで、誇りを持ってその役割を全うした。 子供たちを育てながら、彼女は家政婦として何年も働き、70年代半ばに退職するまで、高校の栄養科でも働いていた。歌も教えていたし、これまでいくつものゴスペルグループに属した。いま彼女は、教会の聖歌隊の最年長メンバーである。 彼女はスポーツの大ファンでもある。特にバスケットボールが大好きで、NBAのステフィン・カリーがお気に入りの選手だという。子供たちや孫たち、ひ孫たちのスポーツの試合を見逃したこともない。 「彼女は私たちのヒーロー」だとストロジャーは言う。「彼女がしたいと言うことなら何でも、私たちは叶えたいと思っています」
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