
終活は何から始めればいいの?という人必見!
終活とは自分が死んだ後に備えるだけでなく、人生の晩年にも備えるものです。手始めに、それぞれの場面を想定した「やることリスト」を作成して、整理しておけば安心です。ハッピーな人生を迎えるために、今から準備しておきましょう。
終活はこれからの生活と、死んだ後の両方を考える
いざ終活を始めようと思っても、何をすればいいのかがわからない、という人も多いでしょう。そんなときは、今後自分自身に「どのような困り事」が起こり、家族や周囲の人が「どのようなことで困るのか」を考えると、何をすべきかがおのずとわかってきます。 つまり、「さまざまな困り事」に事前に備えていくのが終活というわけです。終活には大きく分けて2つの備えがあります。 一つは、人生の晩年をどう過ごし、最期をどう迎えるかに関する備え。例えば、入院や介護が必要になったとき、施設に入所するか、そのための費用はどう捻出するのか、医師から「今すぐ延命治療の選択をしてほしい」と言われたらどうするかなどです。 もう一つは、自分の死後に関する備え。葬儀はどこでどのように行うか、誰を呼ぶか、お墓はどうするか、財産はどう分けるかなど自分の希望を伝え、のこされる人たちの負担を軽くするための備えです。 終活では、はじめにこの2つ場面を想定して「やることリスト」を作ることが重要になるのです。ここからはそれぞれについて解説していきます。
晩年を安心して過ごすために必要なことを整理しておく
■終活やることリスト(1)入院生活・介護生活に備える これから年を重ねていく私たちには、いつ何が起きてもおかしくありません。それだけに「入院・介護」への備えは、終活を考える上でも大切です。 入院生活や介護生活を快適にするには、まず自分について知ってもらうことが大切です。 「実は、家族や周囲の人は、思っているよりもあなたのことを知りません。まずは自分のことを知ってもらうために、身体のことや自分の好みなどを書き出てみましょう」と相続・終活コンサルタントであり行政書士の明石久美(あかし・ひさみ)さんは提案します。 終活と言えば「エンディングノート」が思い浮かびますが、まずは「自分のことを知ってもらおう」くらいの軽い気持ちで、書き出すことがおすすめです。 持病やアレルギー、服用中の薬の有無、かかりつけの病院や医師などに関する情報を書き出しておくことで、緊急時の大きな助けになります。また、食べ物の好みや好きな香り、よく聴く音楽などの趣味嗜好、日課やこだわりなどを記しておくことで、入院中や介護中もより快適に過ごせるようになるでしょう。入院時に知らせてほしい連絡先やその人との関係性、逆に知らせてほしくない人などをリストアップしておくことも大切です。 ■終活やることリスト(2)最期の過ごし方を自分で決める もし介護施設に入居することを考えているのであれば、元気なうちに資料を取り寄せ、見学をしておきましょう。どのような施設に入りたいかを決めておけば、いざというときに家族や周囲の人も安心できます。 そして、終末期にどこでどのような医療を受けたいかも考えておきましょう。意思表示ができなくなった場合、家族や周囲の人が「最期をどこで過ごすか」「延命治療をどうするか」という難しい決断を迫られることになるからです。延命治療の方針を決める際には、なぜそうしたいのか(したくないのか)という理由を伝えることで、家族も判断がしやすくなります。 「元気なうちに最期の過ごし方を決めて、家族や周囲の人に話しておけば、本人の意思を尊重できるため気持ちが楽になります」と明石さん。 ■終活やることリスト(3)自分の資産を洗い出す お金はいくらあるのか、自分の資産を洗い出し、事前に把握しておきましょう。 「今後どのような水準で生活していくのか、入院や介護の費用は足りるのかを考えるきかっけにもなります」と明石さん。 定期預金を普通預金にするなど、入院・介護中に使いやすいかたちにして準備することも重要なポイント。元気なうちに備えておけば、自分自身と家族や周囲の人の経済的なストレスを軽減することにつながります。
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