俳優の市原隼人が主演する『劇場版 おいしい給食 卒業』(5月13日公開)より、市原演じる教師の甘利田が“おいしい給食”にスライディングして、今にも口にほおばろうとする衝撃的な場面写真が解禁された。
本作は、1980年代のある中学校を舞台に、給食絶対主義者の教師・甘利田幸男(市原)と、給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)の、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。劇中では鯨(クジラ)の竜田揚げ、ミルメーク、ソフトめんなど懐かしの給食が登場し、ノスタルジックな雰囲気も魅力の一つとなっている。19年10月期にseason1が放送され、20年3月に『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が公開。映画の2年後を描いたseason2が、21年10月期に放送された。
市原とともに甘利田を作り上げた綾部真弥監督は、「前回の劇場版の際にやった、机の上で片足上げてのニワトリ(?)ポーズに匹敵する、映画版ならではのスペシャルポーズをするならこのシーン以外には無いと考えていました」と撮影を振り返る。
スライディングのポーズを保つのに、鍛えられた体幹を駆使した市原の演技に対して綾部監督は「特に市原くんと事前に相談はしていませんでしたが、彼も同じ事を考えていたようで、当日のリハーサルの中で、神野ゴウの挑発(的に見える)に対抗すべく、偶然出来上がった奇跡のスライディングです! よく見るとしっかり内履きサンダルを脱ぎ、給食トレイを片付け、綺麗にスライディングしています!この作品の見どころの一つです!」と予想を上回る演技を披露した市原を絶賛。
市原は「正直、記憶がない程に無我夢中で走り続けました。愛して止まない唯一無二の世界観が向かう先は未だに計り知れません。初めて登場する甘利田の私服や、給食の時間に違う世界へ入ってしまうシーンや神野の元へ体ごとダイブしてしまう姿は何度見ても笑ってしまいます。何故、そんな芝居をしたか、覚えていません。現場に入ると甘利田が憑依してしまい、自分の中の甘利田の欲を満たす事に必死でした」と撮影を振り返り、このシーンが誕生した経緯を教えてくれた。
「大きなアクションにしようと考えていましたが、その想定を上回る、表情筋からつま先まで、己の身体能力を駆使し、全身で芝居する市原隼人の芝居に釘付けになりました!」と語る綾部監督の言葉からもわかるように、市原と監督それぞれが思い描く演技プランを戦わせながら、どう面白いものを作って行くかが伝わってくる。
「season1のクランクインする前夜の事を今でも鮮明に思い出します。とにかく何かを生み出す事に現場は必死でした。甘利田という人間が生まれ、子供たちと真剣に向き合い、この作品に関わる全ての方々と作品に向かい共闘した時間は誇りとなりました。season2が生まれる奇跡を下さった今作品のファンに贈るエールが形となり第2弾の映画が生まれました。心から感謝しております」と、この作品のファンへの感謝を笑顔で語った市原。「神野ゴウが成長する喜びと旅立ってしまう寂しさを抱え、給食道を共にした者への愛惜が詰まった物語の中、ドラマでは見られなかった新たな甘利田の姿をお楽しみ下さい」と締めくくった。
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