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Friday, February 18, 2022

新潟県野球協議会・富樫信浩理事長インタビュー 新潟だからできる3つの改善 - ニッカンスポーツ

kokselama.blogspot.com

新潟県内の野球団体をまとめる組織、「新潟県野球協議会」が県の野球環境改善に乗り出している。1月に球場の有効活用、野球人口減少対策、女子野球普及のテーマ別に3つのワーキンググループを立ち上げ、現状の把握、解決への道筋づくりを始めた。取り組みについて富樫信浩理事長(61)に聞いた。

-現在の活動状況は

3グループとも1月中に会合を開いて、すでにリポートを提出したところもあります。まずは1年という期限の中で具体的な対策を示すことを当面の目標にしています。

-3つを改善点に挙げた理由は

どれもすぐに解決はできない問題だが、やらなければいつまでも変わらない。まずここから変えていこうと、課題別に対処することにしました。

-それぞれの課題は

(球場有効活用)硬式ができる設備か、軟式だけなのかなど各球場の設備や状況が把握されていないんです。場合によっては整備をしなければならない。硬式、軟式、少年など各ジャンルに適切に使用機会を振り分けるためにも現状を洗い出さなければ。当然、行政との連携も必要になってきます。

(野球人口減少)最も難しい問題です。小学生のチームには一部の指導者が勝利至上主義に走る影響で中学に入る前に野球をやめてしまう子どもが少なくない。また中学に野球部がない地域もあります。受け皿になるクラブチームとの連携など、こちらも行政と協力しないと進められない。

(女子野球普及)県内の女子野球人口は年々増えています。昨春の全国高校選抜大会で開志学園が優勝しました。ただ高校年代のチームは開志学園しかない。県内に広げられる素地を作りたい。あとソフトボールが部活として成立するのが厳しい状況になっている。小学生の時から野球と合わせて広めていくことも考えなければ。

-活動の意義は

10年、20年後のためにも今から手をつけなければならない。野球に関わる諸団体が1つの組織に入っているというのは新潟県だけ。一丸になって取り組もうというのは新潟だからできると思います。【聞き手・斎藤慎一郎】

◆富樫信浩(とがし・のぶひろ)1961年(昭36)2月5日生まれ。村上市出身。村上高では捕手。二松学舎大(東京)では軟式に転向し3年から一塁手。91年に柏崎高監督として夏の県大会準V。95年は六日町高、01年に十日町高の部長として夏の甲子園にそれぞれ初出場した。県高野連理事長、同会長を務め、20年5月に新潟県野球協議会理事長に就任。

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