前編の『誰でも、いつでも「予約なしで」受診できる、東京・赤坂に「名医しかいない」病院があった』では、紹介状がなくても日本でトップレベルの医師に診察してもらえるということをお伝えしたが、処方されるクスリについては、実は医師よりも薬剤師のほうが詳しいという。一般的に多い症状からそのクスリについて、「飲んでよいもの」「飲まなくてよいもの」を明かす。
納豆が食べられなくなる
「日本人は世界一薬が好きといわれています。ですが、一方で処方された薬について不安を抱えている方も多い。『何種類もの薬を飲んでいるけれど、自分でも何の薬かわからない。処方箋を出してくれたお医者さんには聞きづらいし……』という声も聞きます。そんな悩みこそ、ぜひ薬剤師に相談してください」
『薬の正しい飲み方・使い方がよくわかる本』の著者で薬剤師の宮城敦子氏はこう語る。日本は年間で約10兆円の薬剤費が支払われている薬大国だ。近年では患者が飲み残している「残薬」代が1000億円にも上っているとされ、問題になっている。宮城氏が続ける。
「診察の時に、薬はちゃんと飲んでいますか?と医師に聞かれ、飲んでいなくてもつい『飲んでいます』と優等生的な答えをしてしまう人は少なくありません。
糖尿病薬を飲んでいるのに血糖値は下がっていない、となれば医師は薬を増量する。それで低血糖を起こして転倒したりする人もいます。用量や用法を守って服用すれば効果がありますが守らなければ危険もある。表裏一体なのです」
そんな薬のプロである薬剤師は、どんな薬を飲み、どの薬を避けているのか。宮城氏を含め現役の薬剤師に聞いてみた。
糖尿病薬では、古くからあり安全性の高いBG薬(メトグルコ)を推す人が多かった。一方、同じく長らく使用されてきたSU薬(アマリール)については、低血糖を起こすリスクを危惧する声が挙がった。こんな細やかな指摘もある。
「αGI薬は有効で低血糖も起こりにくいですが、腸にガスを発生させおならをしやすいため、外で仕事をしていたら避けたいですね。特に女性は気になる人が多いかもしれません」(みどり薬局グループ・柳直樹氏)
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