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Monday, February 21, 2022

【今だから見たい「華」チャンバラスタア・6傑】片岡千恵蔵 「山の御大」は文化的でユニークな作品に出演 晩年の当たり役は、「大岡越前」の大岡忠相の父・忠高役 - ZAKZAK

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今だから見たい「華」チャンバラスタア・6傑

モダンな金田一耕助も演じるなど幅広い役者だった
モダンな金田一耕助も演じるなど幅広い役者だった

若き日は「貴公子」、東映の重役になってからは京都・嵯峨野に住んだことから「山の御大」と呼ばれた片岡千恵蔵は、大河内伝次郎、阪東妻三郎、長谷川一夫、市川右太衛門、嵐寛寿郎と並ぶ時代劇6大スタアの中でも、文化的でユニークな作品に出演したことでも知られる。

父の菊太郎が芝居好きだったことから、少年歌舞伎の一員に。18番目の入門で芸名は「十八郎(とっぱちろう)」だった。映画界に転身する際に骨を折ったのが直木賞の由来となった作家、直木三十五だった。

日本映画の父、牧野省三のマキノ映画に入社した千恵蔵は、監督から「忠臣蔵」で「判官の役をつける」といわれて張り切っていたのに、浅野内匠頭は別の俳優に。怒った千恵蔵はマキノ映画を飛び出して自らプロダクションを作る。だが、独立プロのやりくりは大変で、千恵蔵プロの俳優は、ちょんまげの扮装(ふんそう)姿で電車に乗ってロケ地に移動したいう。

遠山の金さんを演じた「いれずみ判官」や「忠臣蔵」、悪大名抹殺を図る男たちの死闘を描いた名作「十三人の刺客」など300本を超える作品に出演したが、実は殺陣が好きではなかった。千恵プロ時代の作風は「マゲをつけた現代劇」といわれ、伊丹十三の父、伊丹万作脚本・監督「赤西蠣太」(1936年)では二枚目なのにわざわざブ男にしてスパイ活動。二枚目の大物、原田甲斐の二役を演じた。

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