阪神タイガースの応援スタンドでは、「春の大山」というプラカードがおなじみだ。このフレーズ、春先はあまり打てないと言われた大山悠輔内野手(27)への思いを詠んだ大阪府の小学生の詩がもとになっている。当時小学5年生だった男の子も、いまは13歳の中学2年生。開幕9連敗を喫した今シーズン、何を思うのか。
大山選手は9日、5番ファーストで出場。一回裏、2死一、二塁の好機に打席が回ってきたが空振り三振に倒れた。
チームは今季12試合のうち、開幕直後から9連敗して、まだ1勝しかしていない。
母のツイッターで詩が話題に「うれしいけど戸惑い」
「春の大山」と題した詩が生まれたのは2019年。国語の授業で「春」をテーマに詩を書く時間があった。
男の子は「『春』と言われ、阪神で書くしかないと思った。逆に、阪神以外で書くのは難しいと思った」と振り返る。
ほかの選択肢が思い浮かばないほどの虎ファンだった。
詩は頭にスッと浮かび、クラスのなかでほぼ1番ぐらいに書き終えた。
詩は「ダブルプレーにキャッチャーフライ たまに相手のエラー。 でもだいじょうぶ 春だ。 春の大山。 打つんだ。」と締めくくった。
「調子が悪くてもシーズン始まったばっかだから、ええやろ」。そんな気持ちを込めたという。
詩は当時、同級生たちの詩とともに学校内に掲示された。授業参観で初めて目にした母親(45)がスマホでパシャリ。
詩の写真とともに「他の子は『春の声に花が目覚める』とかそんな感じなのに息子の詩だけ大山応援してて、他の親達にも爆笑されたり写真撮ったりされてたww けどグッとくるよな 4番大山への愛と期待が込められてる」と投稿すると、4万件のいいねがつき、瞬く間に話題になった。
スタンドには今も「春の大山 打つんだ」と書いたプラカードを掲げて応援するファンの姿がある。
詩が話題になったことは「え!? なんで?って感じで。うれしいけれど戸惑いみたいなのもあった」と男の子。
今の大山、4番を奪った佐藤輝明に思うこと
中学2年になったいま「春」をお題に出されたら?と聞くと「先生の受けとか考えて普通に書くと思う」と話した。
すると横で聞いていた母親が…
からの記事と詳細 ( 「春の大山」詠んだ男の子、絶不調の阪神に「大丈夫、まだ春だから」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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