新鮮な旬の魚を提供する鹿児島市漁協直営の「海神の郷」=同市城南町
市漁協の組合員数は準会員も含めて約310人。漁獲高が減り魚食離れも進む中、鮮度にこだわった旬の魚を提供することで魚食普及につなげ市の水産業界の起爆剤にしようと、直営食堂の開業を初めて企画した。
もともとは新型コロナウイルス感染拡大前に開業予定だったが、延期が続き、20日に2年越しのオープンを迎えた。軌道に乗れば組合員からの仕入れ値を上げるなどして、生活を支える一翼を担いたい考えだ。重信雅彦組合長(61)は「本当に新鮮な魚は生臭さも感じない。妥協せずに鮮度一番の魚を提供し続けたい」と話した。
現在の旬はハガツオやゴマサバで、お勧めのメニューは「お刺身定食」(1500円)「丼もの定食」(千円)など。原則その日に水揚げした魚を使うため、日によって提供できる魚が変わる。
25日は折れサバが大漁だったため、一部を客に無料で振る舞うサービスも。2度目の来店だった犬迫町の猪鹿倉秀武さん(60)は「鮮度に加えボリュームもたっぷり。スーパーの店頭に並ぶ前に味わえ、得した気分になる」と舌鼓を打った。
午前11時~午後3時(ラストオーダー午後2時半)。11月中に夜の営業も始める予定。不定休。問い合わせ=099(295)0839。
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