長引くコロナ禍で、家にこもりがちという人は多い。自粛生活は、体力の低下やストレスの蓄積など健康への影響も懸念されている。藤沢市の乳幼児から高齢者までの保健事業を行っている健康づくり課の齋藤拓也課長は「今だから自分自身の健康管理に目を向け、元気に過ごせる一年にしてほしい」と呼びかけている。
新型コロナウイルスが確認されてから約2年。私たちの暮らしや生活はその影響により大きく変化しているが、健康管理面も例外ではない。運動不足になりやすく、感染リスクを恐れ、医療機関への受診を控える人もまだ多い。
齋藤課長は「コロナ禍の健康管理を考えると、定期的に健康診断を受けて自分の体の状態を知ってもらうことが大切」という。健(検)診には、がん検診をはじめ後期高齢者健診、乳幼児健診など幅広い年齢層に用意され種類も多い。受診控えは、がんや健康上のリスクの早期発見の機会を逃がす可能性があるとも指摘されている。「がん検診や健診は不要不急の外出には該当しないので安心してください。ご自身や大切な人の健康のためにも役立ててほしい」
40歳からの運動習慣
市はコロナ前の2019(令和元)年度の調査で、40歳から64歳までの人の運動習慣の割合が低下していることが分かり、コロナ禍でもできるオンライン講座や動画の配信など、その世代にむけた運動支援に力を入れている。
健康運動指導士が簡単な運動を教える配信動画「こそトレ」は、仕事や子育ての合間に「こっそりできるトレーニング」をコンセプトにしており、10分以内でできる筋力トレーニングやストレッチを紹介している。また、日常生活で気軽にできる「歩く」ことに着目した「ふじさわ歩くプロジェクト」という健康づくりも進めている。
齋藤課長は「コロナ以外の健康管理にも目を向けて元気な日々を過ごしていただき、健康寿命日本一を目指しましょう」と話した。
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