DeNAがフェルナンド・ロメロ投手(26)と22年シーズンの契約を結んだと7日、発表した。ロメロは球団を通じ「私、フェルナンド・ロメロは2022年も横浜DeNAベイスターズの一員としてプレーします。皆さんのもとに戻れることを大変うれしく思っています。この機会を頂けた事に感謝していますし、グラウンド内外での皆さんのサポートに感謝しています。2022年シーズン、ファンの皆さんと喜びを分かち合うための準備はできています。本当にまた皆さんに会うことが楽しみです。ありがとうございます!」とコメントした。

ロメロは来日1年目の今季、14試合で5勝3敗、防御率3・01の成績を残した。来日当初はバントシフトなど日本野球に戸惑い、5月に2連敗で2軍落ちした。だが、クイックモーションを覚えるなど日本野球に順応し、1軍に復帰。三浦大輔監督からカットボール、大家友和投手コーチやエスコバー投手からチェンジアップを有効に使うよう助言も受け、直球と高速シンカー中心だった投球を見直した。

後半戦は防御率1・92で4連勝を飾るなど、チーム屈指の安定感を誇った。9月4日中日戦(バンテリンドーム)で来日初勝利を挙げると、9月20日中日戦(横浜)では来日初完封。ヒーローインタビューでは、加藤茶をアレンジした「ロモちゃんペ!」、GO!皆川の「ウンチョコチョコぴー」、流れ星☆ちゅうえいの「ウー、ガンダム」など、日本のお笑い芸人のギャグをモノマネし、ファンからは人気を博した。

DeNAは今季、チーム防御率が12球団ワーストの4・15だった。だが、エスコバーに続き、主力投手であるロメロの残留が決定。新外国人としてブルックス・クリスキー投手(27=オリオールズFA)の獲得も決定的で、来季の巻き返しが期待できそうだ。