今だから見たい「華」チャンバラスタア・6傑
NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は時代劇スター・桃山剣之介(尾上菊之助)に憧れるヒロインひなた(新津ちせ、川栄李奈)のチャンバラ愛が話題を集めている。実際、昭和期には個性豊かな時代劇の「6大スタア」大河内伝次郎、阪東妻三郎、片岡千恵蔵、長谷川一夫、市川右太衛門、嵐寛寿郎が人々を熱狂させた。6人の足跡とその魅力に迫ってみたい。
無声映画の時代から活躍した大河内伝次郎は白塗りの二枚目が中心の当時の映画界で、口をへの字にぎろりとにらみつけるすごみのある顔とダイナミックな立ち回りで、名匠伊藤大輔監督に認められ、トップスターにのし上がった。
確かにその動きはすさまじい。「謎の人形師」(1929年)のクライマックスでは障子をぶち破り、板の間を転がる大熱演。髪はザンバラ、血まみれ、傷だらけ、あの顔でにらむんだから、一度見たら忘れられない。代表作「丹下左膳餘話 百萬両の壺」(35年、山中貞雄監督)では、妖刀濡れ燕をかざす隻眼隻手のニヒルな剣豪、丹下左膳が柳生家に伝わる壺をめぐって争奪戦を繰り広げる。みなしごチョビ安や左膳が居候する矢場の女主お藤とのかかわりなど、人情味とユーモラスな場面も織り込まれ、大人気に。「シェイは丹下、名はシャ膳!」という大河内の独特の言い回しは、大いにモノマネされた。
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