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田家秀樹:こんばんは。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」案内人・田家秀樹です。今流れているのは大江千里さんの最新アルバム『Letter to N.Y.』から「Love」。
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田家:「Love」というのは、タイトルがあって作られた曲なんですか?
大江:いや、後から付けたんですけど、コロナに勝つ負けるじゃないけど、何とかこの暗黒の時代から抜け出そうっていう感じだったと思うんです。よく観光のスタンドにあるニューヨークのモノクロの写真のポストカードのイメージに向けて「Love」って叫ぶっていう。もう1回この街で生きさせてください!みたいに叫んでいる。そんな愛をニューヨークに向けて躊躇なく叫んでいる感じのイメージですね。
田家:今週は最終週で、年代で言うと1998年から2007年、10年間ありますね。
大江:そうかあ、渡米までですね。
田家:Disc1から3は5年ごとなんですけど、今回は10年。98年にエピックでの最後のアルバム『ROOM 802』が出て、その後にご自分のレーベルを発足させてアルバムを作られた。先週の最後の曲が「軍配はどっちにあがる」で、軍配を自分で上げようとした時期。
大江:そうですね。自分でレーベルって言ったってどうやってやればいいのか全くわからないから谷村新司さんが自身のレーベルをやっているっていうのを読んで、お話を伺いにいって、何をやるべきで、なにに気をつけた方がいいとかっていうのを教えていただいて。そうやって自分の「Station Kids Records」ってレーベルを立ち上げて『Solitude』っていうアルバムを出しましたね。
田家:今週はそこから2008年に日本を離れるまでということになります。今日の1曲目「ビルボード」。
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