大学生となり、Table For Two(https://jp.tablefor2.org/)というNPOの学生組織に所属し、学食メニュー開発を行いました。先進国の肥満解消のためのヘルシーメニューを開発し、その1食あたり20円を、途上国の飢餓に苦しむ子どもに寄付するというコンセプトです。
食への考え方、スローフード
ボランティア活動を行う中で、社会問題に真正面から向き合うことと同じくらい、伝え方の大事さに気付きました。問題を解決しようとただ呼びかけるだけでは限界があります。皆、自分自身が生きていくためには、どんなに良い公正な商品でも、値段の高すぎるものを毎日買う人が少ないのは当然です。どんな考え方で食と向き合えばいいのか?
そこでわたしがたどり着いたのが、イタリア、食科学大学で食を社会学的に学ぶことです。ここは、地域の伝統食や調理法を守り、ゆったりと食事を味わう「スローフード」の発祥の地です。
スローフードは、おいしく健康的で(GOOD)、環境に負荷を与えず(CLEAN)、生産者が正当に評価される(FAIR)食文化を目指す社会運動です。"食べる"ことは私たちの生命に直接関わり、人間の歴史を築いてきました。そこには、あらゆる地域の伝統・英知・喜びなどが込められています。料理を味わって楽しみつつ、料理の皿の外にある、その見えない味付けを考えるのがスローフードの運動です。
五感を使うことで社会課題を自分事に!
私は、イタリアでスローフードの若者たちのネットワーク、「Slow Food Condotta UNISG」(https://condotta.wixsite.com/condottaunisg)にて活動しています。前回のイベントでは、廃棄される野菜を使ってみんなで料理を作り、楽しみ、フードロスを減らすための事業をしている方をお招きしお話を伺いました。
料理をしている間もいろいろな話をし、料理を囲みながら皆が集うという最高の時間を過ごしました。
この体験から、いろいろな問題をただ啓発して「こうすべきだ」というのではなく、一人一人の「楽しい! おいしい!」という気持ちをその人自身が気付き、自分の五感を使うことで、自分事になると考えました。
一人一人がそのような気持ちを大事にすることで、もっと自分や相手を大事にできて、多くの世の中の社会問題を解決できると信じています。
松丸さんも、食から社会を見る、と前回の記事に書いていたように、いろいろなことを知ることで、日々の食べるものが変わるだけでなく、自分自身のいろいろな考え方に影響を及ぼしていくことを強く感じます。
バレンタインデーを機に、自分の食べ物を考えるところから、自分自身を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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February 07, 2020 at 04:00PM
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「おいしい!」という気持ちから、もっと自分事に | Social Good Opinion | 千野彩佳 - 毎日新聞
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