お笑いコンビ、フォーリンラブのバービーさんが、日頃から抱いている疑問や違和感などを自らの言葉で綴っているFRaU web連載「本音の置き場所」(毎月1回更新)。 【写真】お母さんに似てる!バービー「家族の肖像」と幼少期からの貴重写真 今回は、現在のバービーさんの人格や考え方に大きな影響を与えた「両親」についての話をお届けします。普段あまり披露することのない家族、幼少期や学生時代のエピソードと写真も必見。また、最後にバービーさんから嬉しいお知らせもあります!
家族計画の失敗だった
親に対して、この世に産んでくれてありがとう、と思ったことはない。 なぜなら、生まれてくること自体が苦しみの始まりだからだ。人生は、いかにこの生き地獄を楽しめるかのゲームだと思っている。でも、そんな風に思える人間に育ててくれたことを、私は両親にとても感謝している。 私は4人きょうだいの末っ子で、上の兄姉とはかなり歳が離れていた。生老病死に出会い「この世は苦しみに満ち溢れている」と悶々とした出家前のブッダに、手塚治虫を通じてひどく感情移入していた中学生の頃、母親に聞いてみた。憂いに満ちた表情で、「どうして私を産んだの?」と。 思春期真っ只中、重度の中二病の私には、ショッキングで意外すぎる答えが返ってきた。箇条書きにすると次のようになる。 ・家族計画に失敗した。 ・お金もないし、産むか迷った。 ・担当医に「この子はきっとあなたを助ける存在になる」と言われて産むことにした。 言葉のインパクトとは裏腹に、母は雑多な台所で晩御飯の支度をしながら、あっさりと悪びれる様子もなく答えた。母が何故、医師による医学的根拠のないスピリチュアルな予言を信じたのかは全く謎だが、おかげで私という存在が生じることとなった。 最初からなかったも同然の命。大家族のなかで、私はなんの期待も干渉もされずに育った。
家族のペット的存在
いったいどんな感じかというと、それは、もはやペットである。平均より体格が大きいのにも関わらず、「チビ」と呼ばれ、都合よく猫可愛がりされた。思春期以前は自らペットとしての自覚を持ち、ギスギスしているところに行って愛嬌を振りまき、和ませるという役割も担った。 両親にとって私はおまけみたいな子どもなので、私に対しても執着も関心もあまりない。他人様に迷惑をかけたり、死ななきゃオッケーなのだ。だからか、私自身も社会生活にこだわりや執着があまりない。 一般的に言われる『良い就職』や『幸せな結婚』という基準は、私の人生の決断において関係のないものであった。それが無鉄砲、かつ軽はずみに生きている所以な気がする。リードが外れたペットは自由に駆け出すまでだ。 兄姉たちはみんな公文に通ったり、日曜日になると教育熱心な父による自習教室が開かれたが、私はどちらにも参加しなかった。特に長男である兄は、父のその熱量を一心に受けていた。テストの点数が悪ければ、一大事といった形相で塾に行かされていた。進路や学校生活にまで口を挟まれていたように思う。幼いながらも大変そうだなぁと横目で見ていた。 片や、私の情報は耳にすら入っていないようだった。高3のある日、父がテレビでやっていたバドミントン世界大会の試合を見ながら、「お前もこれくらい速く打てるのか?」と、珍しくちょっと冷やかすように話しかけてきた。 私は真っ黒に日焼けし、日々かなり熱心に練習に打ち込んでいたテニス部員だった。それをずっとバドミントン部だと思っていたほど、父は私に無関心だったのだ。ましてや褒められた記憶は皆無だ。そのため、10代のころは「無関心」に対する反発もあったと思う。
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July 27, 2020 at 12:21PM
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