「課外活動」が自分の可能性を広げるカギになる
やりたいことで活躍する将来のために、大学の4年間をどう過ごすべきか(写真:kikuo/PIXTA)
→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。
私はまさに来月より大学に進学するのですが、第1志望のトップクラスの私立に落ちてしまい、第2志望の中堅どころの大学へと進学します。これで人生が終わってしまったと少し落ち込んでいましたが、本を読んで本当に勇気づけられ、そしてやる気が再度湧いてきました。本当にありがとうございます。
そして相談ですが、学生生活の4年間をどうやって過ごすべきか、というものです。勉強をとことんする覚悟はできていますが、現時点において将来やりたい仕事があるわけでもなく、何にエネルギーを投じるべきか悩んでます。仕事では将来活躍したいと考えており、何か武器となるスキルを身に付け、トップランクの卒業生に負けない力を身に付けたいと考えています。宜しくお願いいたします。
学生 伊藤
「行動の限界」が自分の将来の限界
自分自身の行動の限界が自分の将来の可能性の限界です。そのことを念頭に、現時点においてやりたいことが明確でないのならば、将来にわたって突き詰めたい分野を探求するための期間と学生生活を位置づけ、そのための行動をするのがよいでしょう。
もちろん学校における勉強も大切なのですが、勉強だけではなくアルバイトやボランティア、インターンなどを積極的に活用して、疑似的な職業経験を積む、ということも非常に大切です。
「やりたいことが見つからない、わからない」というのは若いうちは極めて普通のことです。そもそも論として、自分にとっての現実的な職業上の選択肢をリアルに想像できない人が大半でしょうから、これはある程度やむをえないことではあります。しかしながら、リアルな選択肢を探す努力をすることは将来にとって非常にプラスに働くはずです。
やりたいことが早く見つかれば見つかるほど、その分野に注力することが早いうちからできますし、やっていくうちに「違う」と思ったとき、早ければ軌道修正も可能だからです。反対に、そういったリアルな選択肢の探求をせず、教室の外に出ることをしないとどうしても限定的で表面的な情報だけに頼った職業探しになってしまいますから、理想と現実のギャップに苦しむ可能性も必然的に高くなります。
であるがゆえに、幅広い分野の勉強をし、さまざまな疑似的な職業体験をしたり、または社会人とリアルに触れ合う機会をどんどん作っていくことが大切なのです。もちろん勉強の部分だけとっても、社会に出て通用するスキルを身に付けるということをゴールにするのであれば、学校の勉強だけで十分とは言えません。
したがって、仮に突き詰めたい分野ができた際には、外部の専門学校やセミナーなどにも参加することで専門知識の探求を行う、という視点も持つべきです。つまりは、行動の幅を大きく広げてみる、ということが大切であるということです。行動の幅が大きくなればなるほど、社会との接点が広がります。社会との接点が広がれば自分がやりたいと思うことに出合える可能性も広がるというものです。
からの記事と詳細 ( 「第2志望の大学」に進学する学生がやるべき事 - 東洋経済オンライン )
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