走り出して印象的なのは、乗り心地がいい点だ。熟成期間が長いおかげか、記憶のなかのトヨタ「ヤリス」の1.5のMTより、フラット感で勝っているように思う。足まわりがぜんぜんバタつかない。ソフトではないけれど、さりとて硬いということもない。筋肉質というと、ちょっと大袈裟で、軟骨というには硬すぎる。50ぐらいの扁平率が当たり前になりつつあるなか、185/60R16という控えめなサイズのタイヤを履いていることも好ましい快適さにつながっているにちがいない。
車両価格200万円を切る小型ハッチバックゆえ、エンジン音、ロード・ノイズ、ともに元気よく、活発に聞こえてくる。だから小型車というのは楽しいのである。ボディの剛性感もしっかりある。
車重は1060kgと、マツダ・ロードスターのいちばん重いモデルと同程度。これで、ロードスターみたいにカチカチ決まる6MTがついていたら……とは思うのはバチ当たりである。さっきもつい書いてしまいましたけれど、ロードスターは車両価格が260万円以上することを忘れてはならない。
昔ながらのトラッドな小型車
ちょっと気になったのは、高圧縮比化によるものか、1.5リッターのこの4気筒DOHC直噴エンジン、なんだかモッサリしているように感じられることだ。
からの記事と詳細 ( だから小型車というのは楽しいのである──新型マツダ2 15S試乗記 - GQ JAPAN )
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