自宅に届いた郵便投票セット(画像は一部加工しています)=6月25日、鹿児島市
18日夜、倦怠感と体の痛み、発熱に襲われた。コロナだと直感した。3度の検査で陽性が確定、自宅で療養した。
発熱と体の痛みが治まった6月23日午前、先輩記者に必要書類をダウンロード・印刷してもらい、ジッパー付きビニール袋を買って自宅玄関前に持ってきてもらった。申請書を記入後、ビニール袋に入れた封筒を、玄関先で待っていた先輩記者に引き継ぎ投函した。郵便料金は、選管の負担となり無料だった。
土日が近かったため、選管事務局からの返信は週明けだろうと見込んでいたが、土曜の25日昼にレターパックが届いた。表面に「非対面限定」と書いてあったが、玄関先で配達員から手渡しされたのには驚いた。
封を開けると、鹿児島選挙区の候補者の名前や、全国比例の政党名や候補者名が書いてある紙、投票用紙2枚、投票用紙を入れる封筒4枚(内封筒と外封筒が2枚ずつ)、ジッパー付き袋などが入っていた。
説明書にある通り、マスクとビニール手袋を着け、鉛筆で投票用紙に必要事項を記入した。返信用封筒を袋に入れて、アルコールで袋を消毒。食料や日用品を届けに来た同僚に託して、投票を終えた。同僚からはその後、封筒を郵便ポストに投函する様子を撮った写真が送られてきた。
記入時間は5分ほどだが、手続きは総じて面倒だった。他人の協力が得られずに途中で諦める人がいるのではないかと感じた。特に投票用紙を取り寄せる最初の手続きは、オンラインで受け付けてもらえるとありがたかった。
自分で投票用紙を箱に入れる場合、この目で投票したことを確認できる。郵便投票した今回は、3日時点で選管からの受理の連絡がなく、自分の1票を無事に託せたかどうか不安に感じている。
【コロナ感染者向け郵便投票】 不在者投票の一種。新型コロナウイルスに感染し外出自粛要請を受け、自宅やホテルで療養する有権者が郵便投票できる。昨年6月の特例法成立で認められた。利用希望者は投票日の4日前までに届くように、市町村選管に請求書などを送る必要がある。濃厚接触者は対象外。
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