あなたはバートランド・ラッセルの七面鳥になっていないか？
リスクが低くてリターンが高いという金融商品があると思ってはいけない（イメージ写真：アフロ）
ギャラリーページへ
世界的なインフレや景気後退懸念で金融市場は不安定さを増しています。資産運用の成績が伸び悩むと、それを打破できるような解決策を求めがちです。定期的にポンジ・スキーム（ネズミ講）による投資詐欺によって財産を失ったというニュースが話題になりますが、ある程度の金融リテラシーがあれば、このような詐欺は回避することはできます。ただし、投資における失敗の原因は、合法的な金融商品の中にも潜んでいます。今回は、特に一流のビジネスパーソンが陥ってしまいがちな3つの誤解について解説します。
（小松原 和仁：1級ファイナンシャルプランニング技能士）
「あなただけに」の情報を信じていいのか
私は現在、個人向け資産運用会社のウェルスナビで資産運用セミナーの講師を務めています。以前は証券会社や信託銀行といった複数の金融機関で、個人の資産運用のコンサルティング業務にも従事していました。担当していたのは、企業経営者や、多忙な現役の医師、勇退した上場企業の元役員といった、まさに一流のビジネスパーソンです。
そうしたお客様はビジネスで多くの成功事例を持っており、バイタリティがあって勤勉です。投資に対してポジティブな方も多くいらっしゃいました。
しかし、そんな方々でも投資では大きく失敗してしまうケースが珍しくありませんでした。その原因は、一流であるがゆえに生じる誤解にあるのではないかと思っています。
まず、「クローズドな情報にこそ価値がある」という誤解です。
一流の人たちはクローズドな情報が手に入ります。
「○○証券の担当者が、私に特別な仕組債を提案してくれたよ。やはり外資系の証券会社はすごいね」
私が証券会社時代に担当していた顧客から言われた一言です。
からの記事と詳細 ( 一流のビジネスパーソンだから陥ってしまう、投資を失敗に導く3つの誤解 あなたはバートランド・ラッセルの七面鳥になっていないか？(1/6) - JBpress )
https://ift.tt/UDaZu6C
No comments:
Post a Comment