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ディフェンシブエンド(DE)のロバート・クィンは2021年にシカゴ・ベアーズで単シーズンの最高サック数を記録した。それが彼にとってベアーズでの最後の記録となるかもしれない。
クィンに興味のあるチームはトレードで彼を獲得する可能性を探っていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。ラポポートによれば、クィンは現地26日(火)にシカゴでチームの新しいコーチングスタッフに会っていたというが、ベアーズが31歳のエッジラッシャーをトレードする可能性を否定するものとはならない。
もしクィンがトレードされたとしても、本人にとっては不意打ちにはならないだろう。ベアーズはすでに同胞のエリートラインバッカー(LB)カリル・マックをロサンゼルス・チャージャーズにトレードしている。
クィンは火曜日に「ただ一つ考えたのは、俺のこれまでのキャリアや去年の結果によって、ここに留まれる可能性はないだろうか、ということだ」と『ESPN』に述べている。「結局はすべてがビジネスだ。カリル・マックもトレードされた。それもビジネスなんだ。あまりにもクレイジーだから、いつまでも感情的になってもいられない」
クィンが残した結果は、まだチームに重要な価値をもたらすことのできる効果的なディフェンダーであることの何よりの証拠だ。それはサックだけではない。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、クィンは2021年に57回のクオーターバックプレッシャーを記録しており、QBプレッシャー率は16.2%と、パスラッシュが可能なスナップで200回以上プレーした全ディフェンダーの中で5位につけている。クィンのサック率はピッツバーグ・スティーラーズのアウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットに次ぐNFLで2位の高さを誇る。
クィンはパスラッシャーを必要とし、今すぐにトップレベルでの競争に絡みたいチームに大きなインパクトをもたらすことができるだろう。
このオフシーズン中にベアーズが行ってきたロースターの変更を見る限り、チームは2022年の目標にシフトしているようだ。クィンは「再建」という言葉を使いたがらないが、それはまさに今のベアーズが取り組んでいることだと言える。
「その言い方が正しいとは思えないんだ。この組織にいる人は誰もがプロフェッショナルで、全員が高い目標を掲げている」とクィンは述べ、こう続けた。「個人的には、自分よりも優秀な選手はいないと思っている。他の選手もこういう姿勢で取り組むべきだとも思っているんだ。だから、“再建”という言葉には違和感がある。みんな才能があってここにいるわけだから、本当の自分を信じて、高いレベルの期待に応えるパフォーマンスを発揮させるためのものなんだ。あとは自分で証明するしかない」
クィンは特に2021年の成績で、ベアーズにとって自分が価値ある選手だということを十分に証明して見せた。とはいえ、5月に32歳を迎えるクィンの今後は、ベアーズの計画には合わないかもしれない。その上、チームはクィンを手放すことでドラフトの指名権を手に入れ、再建を加速させることができるかもしれない。
クィンはシカゴに留まりたいと思っているが、自分がコントロールできるものではないことも分かっている。
「他のチームに行けるとも、行きたいとも思っていないけど、これはクレイジーなビジネスだからどうしようもない」とクィンは口にしている。
ジェネラルマネジャー(GM)のライアン・ポールズはベアーズがクィンをトレードしようとしているとは述べていないが、ドラフトが2日後に迫っている中で複数のポジションに選手を必要としているチームにとって、クィンは理想的なトレード手段となるだろう。それによってクィンが新しいチームの一員になるかは要注目だ。
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からの記事と詳細 ( 「クレイジーなビジネスだからどうしようもない」と残留希望のベアーズDEクィン - NFL日本公式サイト )
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