鈴木洋和
(21日、高校野球滋賀県大会2回戦米原1―10近江兄弟社)
二回裏、3点を先行され、米原の主将でエースの根元翼君(3年)=写真右=が登板した。先発の宮田大晴(たいせい)君(2年)=同左=に「よく投げてくれた。あとは任せろ」と言うと、宮田君は「すいません、任せました」と返した。
根元君は昨秋から主将・エースだが、今年3月の練習試合で肩を負傷し、5月上旬まで投げられなかった。代わりに公式戦で活躍したのが宮田君だった。春の県大会は宮田君が投げた。根元君は「宮田はすごいな。負けられない」と練習に打ち込んだ。スクワットなどで下半身を鍛えた。
この夏、滋賀大会1回戦は根元君が八幡商業を相手に完投勝利。2回戦も「失うものは何も無い」と全力で投げた。しかし、近江兄弟社の打撃力を前に弱気になり、ボールが甘くなってしまった。
主将として笑顔を大切にする。「1人がミスをしても、みんなでサポートしたら勝てるのが野球」と考えるからだ。二回裏の投手交代のときも笑顔で話しかけた。試合後、「宮田は信頼できるピッチャー。(新チームで)自分の投球をしてほしい」。自分のプレーについては「やりきった」と、やはり笑顔だった。(鈴木洋和)
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