コロナ禍の休校中、多くの学校が取り組もうとしたオンライン授業。その試みを一度きりにせず、学校再開後も主体的な学びに活用できないか。そんな挑戦が、公立小学校でも始まっている。従来の手法にとらわれず、「教室の外」とつながる新しい授業の形をのぞいた。
社会問題に関心
「1組、2組の皆さんも聞こえてるねー」
6月29日。3時間目が始まると、東京都調布市立多摩川小学校6年3組の担任、庄子寛之(しょうじひろゆき)教諭(36)が呼びかけた。黒板にかかるスクリーンの中から、児童らが手を振り返す。同じ階で壁を隔てた6年生の3クラスがオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて一つになった。
この日は、国連サミットで2015年に採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」を学ぶ総合学習の時間。画面に現れたゲストはSDGs授業の第一人者、新渡戸文化高校(東京都中野区)の山藤旅聞(さんとうりょぶん)さん(40)だ。「コロナの状況下でも、テクノロジーの力で皆さんと同じ時を共有できるのは幸せです」
山藤さんは世界がSDGsに取…
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July 29, 2020 at 01:00PM
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「コロナだからできた」授業、公立小の挑戦 意欲の鍵は - 朝日新聞デジタル
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