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2021年06月02日(水)11:29 am
レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、今週末に今季のF1第6戦アゼルバイジャンGP(6日決勝)が開催されるバクーにおいて、問題となっているリアウイングの件で口火を切らなくてはならないのはメルセデスの方だと語った。
メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チーム代表)は、もしバクーにおいて大きくたわむと言われているリアウイングをレッドブルが使用すれば正式に異議申し立てを行う用意があると警鐘を鳴らしている。
そしてマルコは、もしメルセデスがそう出ればレッドブルも逆にメルセデスのフロントウイングの違法性に関する異議申し立てを行うつもりだとしている。
しかし、マルコはこのほどドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に対し、自分たちレッドブルの方からこの問題を大きくしていくつもりはないと次のように語った。
「私の方からこの問題をエスカレートさせるつもりはないよ」
「我々は自分たちのクルマのこと、そしてF1チャンピオンになることに集中しているんだ」
「メルセデスがこのウイングの件で騒ぎ立てたいのであれば、それは彼らの権利さ」
そう語ったマルコはさらに、先月イギリスのクランフィールド大学から科学分野の名誉博士号を授与されたヴォルフを揶揄している。
ヴォルフはこの件について次のように語っていた。
「私はこのほど名誉科学博士になったが、これは予想外のことだったよ。私はウィーンでの学部課程を修了できなかっただけにね」
法学博士号を持つマルコとしては、同じオーストリア出身のヴォルフをからかわずにはいられなかったようだ。
「今後はヴォルフ博士と呼ばないとね」と微笑みを浮かべながら語ったマルコは次のように付け加えた。
「私は弁護士だが、彼がどうやって肩書きを手に入れたのかは分からないよ」
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